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赤い電車は臼い線

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2015年 03月 19日

スユニ61・・・「利尻」改め「大雪6号」!

色んなアイテムが絡んでくるネタです。
まずC55 50に関連付けて「利尻」の仕立てを目指し、スユニ61およびスロ54にまでは手が付き、スロ54については完成まで持ち込んだものの、スユニ61は押印台窓閉鎖工程で躓きウインドシル・ヘッダーを貼り直さざるを得なくなり、且つC55 50は仕上がりの至らなさから事実上部品取り車になる等、「利尻」の計画は空中分解していました。

そこへ突如として、この幻に終わった計画を軌道修正のうえ違うカタチで成す可能性を導いたのがD51北海道仕様であり、多少のインターバルはあったもののGMのスハネ16・オハネフ12へと繋げ、残るはあのグダグダの果てに常に弊ブロク画像の背景と化しているスユニ61という段まで漕ぎ付いたのです。
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真鍮製ならまだしも、プラインジェクション(ABS・スチロール樹脂等)の組み掛けはどんなに放置しても腐食の果てに自然へと帰してはくれません。組み掛け加減が酷ければ酷いほど、その当事者の視界に常に付きまとい心を蝕み続けるのです。スユニ61もそんな1両で、内屋根にはホコリがうっすらと山積し、他品のIPA洗浄時の飛沫を浴びて見るもいたたまれない様相を呈していたのです。
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1-3位側の押印台窓閉鎖は納得するまでという気負いが故に修正に次ぐ修正で、却ってモールドのシル・ヘッダーを使い物にならなくし、プラペーパーからそれを造り直し貼るという泥沼修正の直後で時間が止っています。何がキッカケであったとかは兎に角、この状態から色落とししようという事になったのは確かです。
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既に屋根及び足回りは塗装も済ませ組み上がっていたので、本当にボディだけのハナシだったんですね。なので途中はスッ飛ばして完成・・・のはずですが、クリアパーツのランナーにはテールレンズパーツと思しきものがみえません。このキットを1両分わけていただいたAOP氏が使っちゃったのかな?なのでクリアーパーツのランナーを炙り・・・
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断面が円球状にできれば一番よかったのですが・・・
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まあ無いよりはマシか・・・いや、無いほうがマシかも?というぐらい微妙です。
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そんなこんなで完成です。
車番は当初計画通りスユニ61 515。蓄電池箱は確認がとれなかったのですが、好みというか道内型らしく大形のものに換装しました。押印台窓閉鎖スポットあたりのシル・ヘッダーが怪しいですね。
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反対の2-4位側。
屋根上のストーブの煙突が愛らしいですね。キット自体は合いが異常な程に良く、屋根板や床板、ガラス類が嵌め込み式と意欲的な構成です。
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果たしてこのスユニ61というピースを組み込んだ事によって成される編成は・・・「大雪6号」!
って、それではカトーの固定編成完成品とモロ被りになるのですが、スユニ61の押印台窓が閉鎖してあるのがポイント(苦しい)であるのと、手持ちの4メーカー品で混成されているので何とも言えぬ味わい(かなり苦しい)があるのです。
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それではザックリですが各車の紹介。
マニ60の350番台はマイクロエース製。61系客車セットのバラです。
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スユニ61は紹介済みなので飛ばして、オハネフ12。
GMのストレート組みですが、この腰高でない通路側一段下降窓の異様なビジュアルはある意味中毒になります(爆
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次いで同じくのGMストレート組みのスハネ16。この腰高でないt(ry
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目玉的存在のオロハネ10はマイクロエースの単品。カトー製ASSYの入手の難しさを考えれば使い勝手の良いアイテムです。これもGMに倣ったのかB寝台の通路側一段下降窓が大変な事になっています。これと揃えるために敢えてオハネフ12とスハネ16をGM組みでセレクトしたというのは過言でも何でもなく嘘ですw
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そしてスロ54。
旧いキットにしては割と見た目がマトモです(何
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以後のスハ45・スハフ44はカトーのスハ43・スハフ42で代用。
屋根板ぐらいは艶消し黒にしてやろうかと考えています。

上記編成(1970年代以降)での「大雪6号」withD51というのもピンと来ないかもしれませんが、いわゆる蒸気牽引晩年時でも遠軽~北見間がD51牽引で、北見~網走間がかの有名なC58牽引だったです。世に残っている記録の大多数がC58牽引「大雪くずれ」(C58牽引区間は普通列車)であるのは撮影可能時間帯の如何によるもの・・・。つまりD51は人目が及ばない未明の石北路で地味な役回りに徹していたのです。因みに旭川~遠軽間はDD51牽引です。

では遡って旭川~遠軽間でもD51牽引であった頃と上記編成は被らないかといえば、「大雪6」号が札幌発着となった1970(昭45)年10月から、「大雪6号」の旭川~遠軽間が無煙化(DD51に置換)されたとされる1971(昭46)年12月までの間の約1年間が該当し、D51with「大雪6号」のステータスがここに確立?されるわけです。
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夜汽車は時空を超えて・・・
鉄道模型だからこそ成せる三次元世界が此処にはあります。

by odoriba96 | 2015-03-19 20:37 | 9ミリ(客車/貨車) | Comments(0)
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