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赤い電車は臼い線

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2016年 08月 30日

それでも突き詰める103系~スカート泥棒のハナシ

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夏が終わります。
その2016年の夏といえば、当然ですが私的に関西国電事情2016夏のそれを上回るトピックはありません。そんなわけで今回もそれの事後ネタ・・・スカート画像や拡大画像はお約束のトリミング仕様です。
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鶴ヶ丘で撮影したモハ102-677、見た目通りの体質改善40N車ですが、注目すべきは屋上クーラーで、デフォのAU75からWAU709へと換装されています。このWAU709、AU75よりも横寸法が短いのでオフセットしてあります。その部分を拡大してみますと・・・
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赤枠内に何か見えますね。
これ、AU75の片側の取り付け台座とボルトなのだそうです。パッと見どころか遠目では全く存在に気付かない程度なのですが、恐ろしいのは9ミリのサードパーティから此のパーツがちゃんと出ている事、そして尚恐ろしいのは、そんなパーツをウチが発注してしまった事です(爆
それでも突き詰める103系~スカート泥棒のハナシ_c0360684_8214189.jpg

スカートを穿いた103系といえば、首都圏では画像の千ケヨの青22号がその例でしょうか。低運/高運問わず装備されまして、好き嫌いはありましょうがウチは案外似合っていると感じました。スカートのそれはステーが黒色で、本体が弧を描いたグレーのものです。
それでも突き詰める103系~スカート泥棒のハナシ_c0360684_8241910.jpg

いまなお現役の関西の103系も当然のようにスカートを穿いています。よく排障器とスカートを混同される向きがありますが、各々は全くの別物です。その103系の関西スカートはステーも本体も黒色で平べったく、色気が無く地味なもの。かつては本体に車番を記していた時期や車両が存在しました。画像は低運のもので、前ステーが直線状で内寄りで支持しています。
それでも突き詰める103系~スカート泥棒のハナシ_c0360684_8283940.jpg

翻って、こちらは同じ関西103系ながら高運のスカート。
低運のそれと比して、前ステーが屈曲状で外寄りで支持しています。と、まあここまでは特別な内容?ではありません。103系が好きだったり、西日本の103系に興味を持ったりした向きなら、何となく知っている程度のものです。しかし・・・







「例外の無い法則は無い」


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!!!!


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何で高運が低運のスカート穿いてるんですかああああああああああああああ!!!!


スカート泥棒は実在した。
しかし何より問題なのは、その盗んだスカートを穿いていても一部のマニアにしか気付かれないという事。違和感仕事しろ。

冗談はさておき、このクハ-800はよく見ると栓受けのポジションが低運と同じですね。故に低運スカートなのか、はたまたスカートに合わせて栓受けを設けたのか・・・。どうしてこうなったのか的な経緯が全く見えてきません。もはや103系マニアックなんていうレベルじゃない、やがて線路上から103系が完全に消滅しても、その形態差に我々は悩まされる幸せを享受し続ける事でしょう。
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by odoriba96 | 2016-08-30 08:44 | 実車趣味(JR) | Comments(0)
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