2017年 04月 21日

指摘厨ホイホイのお味は?~本当にあったこんな編成

実車趣味はリアルタイム、9ミリ(Nゲージ)趣味はプレイバック90年代!が止まらない今日この頃です。今月末にも各社から9ミリのニューアイテム/再生産品が相変わらず暴力的な勢いで世に出てきますが、それらは取りあえずスルーして、90年代アイテムの買い付けに走りたいと考えています。

さて、実車趣味では「模型のような編成」という比喩を見たり聞いたりした向きも少なかろうと思います。そもそも「模型のような編成」とは何か?ウチなりの解釈としては「規則性を無視した編成」という事になろうと思います。他方、「法則性」は守られねばならないと思います。例えばクハ103-モハ102-モハ102-クハ103などという編成では自走できませんからねw

今回は90年代の「鉄道ファン」誌から、「模型のような編成」かどうかは兎も角として、今見ても「異色」な編成を少しばかりですがピックアップしてみる事としました。これらを某P店のような無法地帯で展開すれば指摘厨ホイホイ待った無し!です(何
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※「鉄道ファン」誌1994年2月号(通巻№394)より転載

昨今のプレハブスタンダードトレインの始祖として崇め奉られる901系、それからの直接派生である209系0番台と113系1000番台スカ色の併結試運転というトンデモエピソードは、若い世代からは都市伝説レベルと捉えられてもおかしくないもの。ですがそれは「事実」です。1993(平5)年11月の事。
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※「鉄道ファン」誌1994年2月号(通巻№394)より転載

この時の採集データを反映して、E217系の量産先行車である第2編成に「異車種読換併結装置」が組み込まれたのでしょうが、結果それが発展することはありませんでした。、ウチが工房の頃下校後にいまはなきネコス工業の脇あたりで、やはり113系1000番台とE217系の併結試運転をライブで目にし撮影しています

模型では209系0番台は兎も角、113系1000番台のマトモな市販品モデルがあったという記憶が無いので、再現度のハードルは微妙に高いかもしれません。
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※「鉄道ファン」誌1993年8月号(通巻№388)より転載

木次線に入線したキハ65「ゆぅトピア」ですが、中間にキロ28?を挟んだ3連がユニーク。そしてそれがキハ52 128の定期列車に併結されればもっとユニーク!です。1993(平5)年4月の事。
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※「鉄道ファン」誌1993年8月号(通巻№388)より転載

DCジョイフルトレインの類が定期列車に併結というのは言うほど珍しかった記憶は無いのですが、このケースの場合は定期列車が民営化後を経て廃車まで国鉄気動車標準色を纏ったキハ52 128であること、そして展望室を有すキハ65「ゆぅトピア」独特の先頭部との併結等、ポイントとなる点が多い事です。

模型では「ゆぅトピア」は富がラインナップしており、先頭部は当然として中間連結妻もTNカプラーなので、キロ28?やキハ52を富製で揃えれば簡単に再現できます。動力車は「ゆぅトピア」がトレーラーなので、キハ52頼みにするのが無難でしょう。
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※「鉄道ファン」誌1994年2月号(通巻№394)より転載

もう一つ「ゆぅトピア」絡みです。撮影区間が岡崎~西岡崎のJR東海エリアという段で、単なる出入場列車にありがちな「お纏め回送」ではなく、れきとした団臨であることが判ります。1993(平5)年11月の事。
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※「鉄道ファン」誌1994年2月号(通巻№394)より転載

編成は「ゆぅトピア」がキロ28 6001(「たかやま」色の一段下降窓)とキハ58をサンドイッチしたもので、形式の字面だけですとキハ65-キロ28-キハ58-キハ65と、ありがちな(どちらかというと九州っぽい)気動車編成にしか見えないのが面白いです。見た目はカラフルですが全車キハ58系なので、組成上は全く問題無し。「規則性」は感じられませんが運転上の「法則性」は守られています。

模型では富製で全車揃えられれば完全再現も夢ではないでしょう。キハ58の車番が不明ですが、写真では平窓車と判定できます。動力車もキハ58が無難と考えられます。
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※「鉄道ファン」誌1992年2月号(通巻№370)より転載

北海道新幹線2017年時点の終端駅である「新函館北斗」、その旧駅名は写真記事の撮影駅である「渡島大野」でした。それはさておき、キハ183-1550を手前にした特急「北斗」の堂々たる10連ですが、記事内容の通り大変な編成となっています。1991(平3)年11月の事。
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※「鉄道ファン」誌1992年2月号(通巻№370)より転載

手前の増結3両は、キハ183-1550、ハイデッカーグリーン車のキロ182-500がダブルというもので、その奥に基本編成の7連が繋がって計10連、ハイデッカーグリーン車は基本編成内にも込まれていますから、何と10連中3両がキロ182-500というウルトラC編成なのです。模型では・・・言わずもがなですね。キロ182-500を調達するハードルが高そうですw
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※「鉄道ファン」誌1992年2月号(通巻№370)より転載

1991(平3)年7/13、9/14・22、10/5・12・19日に下り列車、その翌日に上り列車として、秋田~函館間に他客臨急行「ハーバー函館」が運転され、編成は盛アオの14系ハザ3連ないし5連だったそうです。うち、3連での運転時ですが・・・
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※「鉄道ファン」誌1992年2月号(通巻№370)より転載

機関車側からスハフ14-オハ14-オハフ15という組成ですが、記事キャプションでも触れられている通り最後部のオハフ15の向きに注意!です。旧形客車における「フ」や荷物・郵便車は妻面両端に尾灯を有していますが、14系ハザは果たしてどうか?結論から言ってしまうと新製時には連結妻側に尾灯は備わっていないようですが、後天的に追設したケースはあるようです。
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※「鉄道ファン」誌1992年2月号(通巻№370)より転載

この「ハーバー函館」充当車の連結妻に尾灯があったか否かは不明です。但し仮に尾灯が備えられていなくとも、後部標識版(反射板とも言われる赤い円板)を掲げれば運転取扱い上は何ら問題無いと考えられますので(当時)、恐らくそうした可能性もあると思います。模型では牽引機を含めて製品化されていますので、入手性を別にすれば再現性のハードルは低いでしょう。

妙な言い回しかと思いますが、実車の編成が「ある意味模型を超えている」的なニュアンスを孕む、そんな瞬間があったかと思います。今回ここに商業誌からの転載ではありますが、90年代に繰り広げられたそんなアンビリーバブルな世界の一端に触れ、趣味性における90年代の偉大さと、模型的な再現幅の可能性が噛み締められればと思います。

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by odoriba96 | 2017-04-21 12:29 | 実車趣味(JR) | Comments(2)
Commented by chikatetu-kanji at 2017-04-21 23:59
青函ナイト
Commented by odoriba96 at 2017-04-25 08:02
>痴下鉄さま
なかなか面白い列車・・・というか、使用車両が485系8連なので指摘厨ホイホイになりません(何
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