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赤い電車は臼い線

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2016年 03月 14日

オハ71 12タイプ(その1)

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戦災復旧車のオハ71形の1両をモデルに仕立てます。
オハ71形然りの戦災復旧車については旧ブログにおける「オニ70みたいなもの」の項で触れているのでここでは割愛。
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そのオハ71のソースとなったのがこれ。
1979年板のGMカタログです。
オハ71 12タイプ(その1)_c0360684_1784410.jpg

28項にある附録ガイドです。

クハ68形を出自とするオハ71 12は特段の切り継ぎを要さず、割合ライトな加工でモノに出来そうです。それでいてデフォの雨樋撤去、前面窓を埋めた半流の妻面など、戦災復旧車の応急感溢れる特徴が際立つ1両と言えます。そのオハ71 12ですが、遍歴を簡単に辿ってみます。


 ・1937(昭12)年度  川崎車輌でクハ68017として落成
 ・1943(昭18)~44(昭19)年度  座席削減によるロングシート化でクハ55131に改番
 ・戦災で被災
 ・1946(昭21)年以降  オハ71 12へ復旧
 ・1953(昭28)~54(昭29)年  スユニ72 52へ改造
 ・1958(昭33)年10月時点  名ナコ(名古屋客貨車区)配置
 ・1965(昭40)年3月時点  名ナコ(名古屋客貨車区)配置
 ・1966(昭41)年 廃車

オハ71 12タイプ(その1)_c0360684_17113441.jpg

ベースとするクハ68は、画像のセットの在庫から捻出。
そもそもこの新潟ローカル、スカ線の70系を仕立てるつもりであったが故の在庫ですが、そちらは当然のように全く進捗していません。
オハ71 12タイプ(その1)_c0360684_1713084.jpg

スカ線に振り向けるのはクハ76とモハ70のみですから、このクハ68は図ったように?余剰していたのです。なので本体代の新規投資は¥0ですw
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加工は雨樋と客扉ヘッダの切削や一部の窓埋めがポイント。
客扉も交換予定なので、1箇所を先行して開口し具合を見てみます。
オハ71 12タイプ(その1)_c0360684_17535595.jpg

前面パーツもざっくり窓埋め。
雨樋のみならずウインドシル・ヘッダも削ってしまいます。窓埋めを伴いますから、後で巻き直したほうがパッと見はマトモに映えるはず?です。
オハ71 12タイプ(その1)_c0360684_17552293.jpg

隙間埋めの瞬着を十分乾燥させます。
客扉の交換は1両なので気楽ですが、そうは言うても地道というか地味な作業が続きそうです。

その2)へ

by odoriba96 | 2016-03-14 17:56 | 9ミリ(客車/貨車) | Comments(0)
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