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赤い電車は臼い線

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2016年 03月 22日

続・漆黒のモンスターの行く先は(キ100のバリエーション)

2010年、ウチは弘南鉄道において「鉄道省 苗穂工場製」の除雪車キ100形の現役の姿に接しました。それは例えて言うなら「ダブルルーフの半鋼製客車が旅客を乗せて現役であった」程度の衝撃であり、半生における鉄道趣味を通じての事件では間違いなく最上位に属すトピックでした。

あれから6年を経てなお、当時の印象は鮮烈なままです。此度、清瀬JJさまから入手した河合のキ100形モデルについて、漆黒のモンスターの行く先は(キ100のバリエーション)の続編として触れたいと思います。

続・漆黒のモンスターの行く先は(キ100のバリエーション) _c0360684_14394446.jpg

品番KP-139にセットされている車番キ116です。最高速度65km/h走行を表す黄帯の無い、文字通りの漆黒のモンスターの出で立ちです。河合のキ100モデルとしては最初のアイテムなのか、窓ガラスも無ければ常備駅や換算標記類の印刷も無くチープな印象があります。その存在感を確かなものとしているのは管理局名の略標記である「仙」ですが、手許の1968(昭43)年3月時点の配置表においてキ100形在籍142両中に116の車番は無く、既に車籍抹消済と思われます。なので「仙」標記が正であるかは確認できません。
続・漆黒のモンスターの行く先は(キ100のバリエーション) _c0360684_14472858.jpg

同じくKP-139の相方である、車番キ290です。先のキ116とは管理局名と車番を除いた他は全くの同一仕様です。前述の資料によればこちらのキ290は旭川鉄道管理局において渚滑駅常備とされているので、「旭」の標記は正であると確認できました。
続・漆黒のモンスターの行く先は(キ100のバリエーション) _c0360684_1450151.jpg

7両もキ100を擁すほどの降雪量がウチの自室にあるかはわかりません。
しかし確かに一つ言える事・・・それは実車に接するというのは、こういう事であるということです(何

by odoriba96 | 2016-03-22 14:54 | 9ミリ(客車/貨車) | Comments(4)
Commented by youroumania at 2016-03-22 21:57
こんばんは
キ116ってどこかで・・・で、思い出しましたが新潟交通のキ116ですよね。
Commented by まさ at 2016-03-22 23:12 x
こんばんは。

新潟交通 月潟駅の保存車(キ116)は、イベント時、車内の見学が出来ました。
次回も公開されるかは不明ですが、ご参考までに。
なお、イベントの情報はこちらに掲載されます。
ttp://green.ap.teacup.com/kaboden/

ちなみに、新潟交通キ116は、1932年に鉄道省大宮工場で製造、
奥羽本線新庄駅常備とあるので、国鉄時代は「秋」ということに
なりますか?
Commented by odoriba96 at 2016-03-23 20:18
>養老さま
こんばんは~(酔って無い
新潟交通・・・なるほどです。全く思い浮かびませんでした(汗
廃止される前に訪ねなくて後悔した路線の一つです。
Commented by odoriba96 at 2016-03-23 20:23
>まささん
こんばんは。
情報ありがとうございます。同ページによれば1967年入線とありますから、
丁度手許の資料の直前年度に譲渡されたようです。
晩年の国鉄所属は「秋」となりますが、それよりも以前の所属で「仙」の時期があったのかも知れませんね。
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