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赤い電車は臼い線

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2016年 04月 18日

1998(平10)年秋の留萌本線増毛駅

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第二回検便大会まではもう少々お待ちください(何

今回は何の脈絡もありませんが、12月4日限りである旨が公とされた留萌本線留萌~増毛間の終着駅である、増毛駅の情景です。但し最新のものではなく、うら若き18年前のものです。
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ウチのようなミスター毛薄にとっては聖地の中の聖地と申しても過言ではない「増毛(よみ:ましけ)」駅。国内には四国の予土線の半家(はげ)駅や、秋田県は奥羽本線の及位(のぞき)駅等々、珍名奇名駅は幾つかあれど、字面ではやはり「増毛」のインパクトは一文字上を逝っています。
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駅構内は必要最低限度の設備で固められ、昔日の貨物扱いを匂わせる群線跡のだだっぴろい敷地は哀愁そのものです。ぶっちゃけ、この当時でもよく(路線が)残ってるなと思った。北海道のローカル線なんてどこもそんなんでしょうけど(爆
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駅舎は超木造ですがアルミサッシでチョッとだけ近代化?幕板の部分に飾りが見え、それなりに凝った意匠であったのかも知れません。
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駅舎に居ても何も無いというか、キハ40が好きだったら舐めまわすように激写しているんだろうけど、道内はどこ逝ってもローカルはキハ40ばっかりだったので超食傷w そんなわけで駅前界隈を適当にウロウロします。順路は一致しませんが、まずは石造りが重厚な建物です。この頃は工事用柵で囲われていましたが、現在は旧商家丸一本間家として整備され公開、国重要文化財にも指定されているそうです。
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次は旅館・増毛館。見ての通りの超木造で、この当時でも営っているようにはとても見えなかったのですが、なんと2016年現在営業しているそうです・・・。
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こちらも味のある日本通運増毛営業所!地方国鉄中堅~主要駅前のマストアイテムである日通事務所ですが、袖看板にあるヤマハ音楽教室が実際の役回りでしょうか。この瀟洒な建物は1981年公開の映画「駅 STATION」におけるロケ地の一つであり、劇中において増毛ホテルとしての設定であったとの事。ウチは当該劇を知らないのでそれ以上は語れませんが、惜しむらくはこの建物すでに現存しないとの事です。

当時は増毛入りする際にサーチを特にしなかったので、これらを目にした時は嬉しかったですね。ハコモノの維持は限度がありますから一概に残す事は絶対に不可能、だからこそこうして記録に残す事に意義があります。最近ウチは浜松町駅前の「渡邊ビル」を撮っておかなかった事が悔やまれてなりません。毎日のように一瞬ながら目にしていたのですが、気付いたら・・・アッ、無い!!
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by odoriba96 | 2016-04-18 18:18 | 記憶のレール(国鉄・JR) | Comments(0)
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