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2016年 05月 01日

続・【赤い翼】JR227系入線のこと!!【廣島革命】

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これの続編です。

予め断っておきますが、ウチは227系の実車に接した事はありません。なので造形然りのディテール云々から「似ている」「似ていない」のジャッジを成す事は出来ません。しかし、唯一つ言えるとすれば、それは9ミリの鉄道模型製品としては良く出来た一品であるという事です。




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実車のそれに関してはwikiナントカで詳述されているので、ここでは概要に留めます。
JR西日本が広島地区に投入した227系は、2014年9月に初陣が川重で落成し、以後2015年3月一斉改正での営業運転開始までの間に習熟が重ねられ、増備に継ぐ増備で2016年3月の一斉改正時点で約150両を擁するまでに至り、最大運用区間も呉線、可部線、山陽本線福山~徳山間に及び、瞬く間に広島地区の主役にのし上がったのです。

227系が純然たる新車である事は言わずもがなですが、それを遡ると1982(昭57)年にデビューした115系3000番台までの空白期間のある事を思い知らされます。中国地方最大の都市であろう広島、大路面電車網を擁する広島、各方面へと間断なくバスが着発する大バスセンターを擁する広島、これだけの規模の都市にありながら、それこそ大阪圏の如く民鉄としのぎを削る環境ではなかったおかげか、常に他地域のお古を押し付けられると言う、極めて屈辱的な期間が約30年に亘って続いたのです。

そんなコイルバネ台車に抵抗制御がデフォの115系や103・105系が闊歩する界隈へと舞い降りた227系は、まさにその空白期間を一挙に埋めあわせて余りあるもので、ボスタレス台車にVVVFインバータ制御、グラスコックピットに自動放送完備というスペックに、ホープ以外の眼差しが向けられましょうか。地元では当然の如く大きな注目があったでしょうし、ウチのようなよそ者の内輪でさえも、227系の投入は大きな話題となりました。
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その227系の公募による愛称は「RedWing」であり、ググればの通り先頭車前頭部に手羽先の如く備わる転落防止幌の形状を逆手(良く言えば前向き)に捉えた面が含まれています。鉄道における先頭車両への転落防止幌装備は今に始まった事ではありません。同JR西日本における521系の先例然り、相鉄7000系の中間挟み込み先頭車への装備例もあり、且つそれが編成替えで先頭に出た際も幌を外さずそのままで運行されたケースがあったはずです。

前述の如く約30年ぶりの新車投入、そして転落防止幌を文字通りイメージの「一翼」としてしまうなど、極めて意欲的なコンセプトとインパクトにより、227系のデビューは強力なセンセーショナルさがあったと言えます。そしてここにきて、営業運転開始から1年での製品化!!地元のファンには嬉しい出来事でしょうし、ウチのようなよそ者でさえも「カッコイイ」と思えるモデルがリリースされたのです。
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他のweb媒体でも本件は散々触れられているのでザックリです。付属品はウチが求めた基本3連、増結2連ともども、前面行先パーツ、幌枠、そして超目玉の転落防止幌(フルサイズ/デフォルメサイズ)という内容です。基本3連にはこれに加えて車番/ATS標記/車椅子マークのインレタが付属します。前面行先パーツは製品状態では「R(赤)普通 岩国」が装備されていますが、交換用として付属するものは以下の内容です。

 ・Y(黄)快速 ワンマン 広
 ・Y(黄)快速 広
 ・Y(黄)快速 ワンマン 広島
 ・Y(黄)快速 広島
 ・Y(黄)普通 呉  (×2)
 ・G(緑)普通 糸崎 (×2)
 ・G(緑)普通 白市 (×2)
 ・試運転 (×2)

以上、計12枚が附属しています。
アルファベットとカラーは広島地区における路線別のラインカラーと、そのアルファベットのイニシャルによる路線別記号を表すもので、案内媒体等に採用されています。その分類は山陽本線広島~白市間がG(緑)、山陽本線広島~岩国間がR(赤)、可部線全線がB(青)、呉線広島~広間がY(黄)、そして227系は運用されませんが芸備線広島~狩留家間がP(紫)というのが一応の分類になっています。
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トミックスの最近のアイテムでいうと、115系スカ色のC編成や485系3000番台上沼垂色での評判が耳に残り、どうしても塗装印刷に弱いという印象があります。しかし今回の227系はどうでしょう。側面のピンストライプしかり、車端部の真っ赤なブロックのパターンもそつなく印刷されており、目に見えるような瑕疵は無く美しい仕上がりです。因みにユーザー付けパーツは件の転落防止幌と選択式の貫通幌のみであり、中間連結部がアーノルドカプラーである事も含めHGとの差別化が図られていますが、寧ろそんなことは意識させないほどのものです。
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超目玉の転落防止幌の装着ですが、先ずの差し込みはこのように斜めになります(画像右側)。その後ですがこれは言葉で表すのが難しいと言うか・・・角度を変えるというか・・・そんな感じですw 何あれ力任せは禁物ですし、指先を滑らせて車体を傷付けてしまったら目も当てられませんから、爪先は整えておく等のケアもお忘れなくです。
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転落防止幌自体は嵌め込んでしまえば割合というかしっかりホールドされます。逆に言うと、編成替えの都合でフルサイズとデフォルメサイズとをとっかえひっかえ繰り返すとガタつく恐れがあり、ある程度編成の向きを固定化したほうが賢明かもしれません(或いは全てデフォルメサイズ装備とする・・・そうすれば組み換えは自在になります)。
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まあ何は言うても227系の象徴たる「翼」ですから、フルサイズを装備させたくなるのが人情というものw ウチでは今回入線の3連(A編成)+2連(S編成)以上の227系入線は現時点では予定していないので(あくまでも現時点ですゾ)、編成の向きを固定させています。画像は手前からデフォルメサイズ・幌枠付、デフォルメサイズ、フルサイズの3種の顔ぶれです。幌枠はモールドされている渡り板をカットし、車体側のものを生かすようにしています。
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仔細な事ではありますが、側面行先ステッカーが付属しないとか、前面中央の種別表示が前後方向にオフセットされすぎとか、些か物足りない点もあるものの、トータルで見ればその仕上がり然り話題性の面で、この227系モデルは出色ではないでしょうか。ウチは詳しくないのですが、聞くところによればビジュアル面では227系は225系のほぼほぼ色替えなのだそうです。確かにそうかも知れませんが、しかし画像を見てみれば前頭部の屋根Rやライト周りの縁取りなどで形状を違えてあり、寧ろこれだけで印象が変わるものかと驚きを禁じ得ません。

カラーリングもそうでしょう。これまでの広島地区のカラーといえば瀬戸内色からまさかの総武線色へと変転し「まっ黄色=末期色」と揶揄される程のガッカリものでしたが、この227系の装いは厳島神社の大鳥居、饅頭でも有名なモミジの紅(くれない)、そして東洋カープ(昔の名前ですが)の赤ヘルに直結するものであり、地域色としてはこの上無いアイデンティティの発散と、前述の如く225系からのマイナーチェンジによってもたらされたディスティンクティヴさが結合され、まさに「國鐡廣島」からの脱却を成し遂げ新時代を招来した救世主、それが227系なのです。
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by odoriba96 | 2016-05-01 22:44 | 9ミリ(国鉄・JR) | Comments(0)
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