人気ブログランキング | 話題のタグを見る

赤い電車は臼い線

odoriba96.exblog.jp
ブログトップ
2016年 11月 20日

2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして

2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして_c0360684_2049913.jpg

表題の通りですが、昨日日中より本日早朝にかけて、東海道本線品川構内における線路切り替え工事が実施されました。同駅における切り替え工事としては、旧ブログ時代の2014年12月以来の大規模なものかと思われます。その施工日が土日ということで、数多のビジネスパーソンにとっては影響の無かった事と思います。しかしウチは知っての通り土日出勤は仕様ですので、本日出勤途上に早速注目してきました。
2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして_c0360684_2112125.jpg

先の旧ブログリンク先でも触れていますが、平日朝ラッシュ時の東海道線(上野東京ライン)上り列車では、戸塚以北ですと横浜と品川で二つの番線を用いた交互着発を行っています。改良工事開始前の品川ですと、5番線(本線)と6番線(副本線)を用いて行われていましたが、先のリンクの通り、2014年12月8日より6番線着発列車は8番線への着発へとスイッチされ、既に使用停止となっていた7番線と併せ、6番線も使用停止とされたのです。

今般の2016年11月20日上がりの線路切り替えでは、その使用停止となっていた6番線と7番線が復活し、他方、これまでずっと影響を受けずメインを張っていた本線たる5番線が使用停止となるという、哀感こもごもというか時の移ろいを実感せずにはいられないものとなっています。画像赤枠は5番線の番線表示ですが、一夜のフルコーティングで5番線の存在が完全に亡き者となっています。画像右で列車が停車中なのが、再起を果たした6番線です。
2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして_c0360684_2111488.jpg

復活した6番線から神戸方を見てみます。
この感じだけでは何とも・・・ですが、目に見えての変化というか効能が発揮されるのは、恐らく来春の改正からではないかと勝手に思っています。
2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして_c0360684_21125592.jpg

6番線に上り列車が入線してきます。
右手前方向に延びる分断された線路は5番線です。つい先日まで、ウチはほぼ毎日ここを通過する列車に乗車していましたが・・・。
2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして_c0360684_21153327.jpg

上り列車最後尾に乗車します。
昨日からの工事による運休の影響からか、列車自体は所定通りの運行であったものの、一部列車では両数変更(15両→10両)の事例が見られました。そしてその最後部からの眺め・・・案の定というか、新設電留線に隣接する「新上り線」、即ちこれまで8番線着発列車が通過していた上り線へと進入したのです!その線路も、以前乗車した折と様子が違う・・・そう、電留線に食い込んでクランク状となっていた線形が解消していたのです。手前側の枕木が新品なのにも注意。
2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして_c0360684_21194339.jpg

以前は画像赤線のようなコース取りであったはずです。
その証拠?ではないですが、先のリンク旧記事にもある最後部からの動画を再掲しておきます。



この動画を撮った当時はまだ「東京行」だったんですねぇ・・・。
185系の湘南色ブロック塗装も今や過去のもの(まだ健在でした)。僅か2年前の動画でも色々変わっています。
2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして_c0360684_21245354.jpg

そして肝心カナメの、札ノ辻陸橋手前の上下線分離部!
分離部言うてもそれはもう過去の事で、今般の切り替え工事により、これまで京浜東北/山手線に接していた上り線が使用停止となり、東海道上り列車は全て「新上り線」通過へとスイッチしたわけですから、かつてのチタ区の生まれ変わりである新設電留線を挟み込んでの東海道上下線の移設が、事実上完了したともいえましょう。
2016年11月16~20日、品川構内線路切り替え工事・・・そして_c0360684_21295881.jpg

画像左で見切れているのが東海道下り、そしてウチが通過しているのが東海道「新上り線完成形」、その右が切り替え前の8番線着発列車が通過した「新上り線」の残骸、そして分岐器を定位のままとして息絶えたのが昨日までの5番線着発の上り線です。一夜にして、全てが変わる事があります。それは人生も然りでしょう。

かつて東京機関区、品川客車区、田町電車区を擁した広大な敷地は、いま、新駅設置を孕んだ再開発で脚光を浴びつつあります。埋もれ往く昭和の記憶、変わり往く21世紀の今日。良きにせよ何せよ、それを見届けられることは生存の証明なのかも知れません。
/
/

by odoriba96 | 2016-11-20 21:38 | 実車趣味(JR) | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。



<< 最近の妙な画像から←タイトルパ...      トミックス・キハ55系初期急行色入線 >>