赤い電車は臼い線

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2018年 03月 19日

KATO CORRUGATED PASSENGERCAR SET(AT&SF)

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先日某所で求めたKATOの「CORRUGATED PASSENGERCAR SET」、訳せば波板外板の客車という事ですが、ステンレスカーと称さないのがニクいところ?「ステンレス=ステイン・レス」は錆びないという意味ですが、実際にはステンレスも錆びるわけであって、そこはやはり訴訟社会らしく「ウソは書けない」ゆえに波板と言う形状表現に留めたのでは・・・というのは穿ちすぎでしょうか。
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そんな前置きはさておき、私的なこれまでの外国型(というかアメリカ型)はAmtrak発足前後の時代に絞ってきたわけですが、遂にその例に当てはまらないモデルをせしめてしまったのです。KATO製品はプラレールを手にするよりも早くから触れていますが、それは国内型に限った事。外国型に関しては素人同然です。なので此度のモデルも「初見」であり、とはいえ「一期一会」の教え?を守りつつ冷静に判断してお迎えした次第です。
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パッケージの裏面、というか全てがオールイングリッシュで、国内一般流通品には無い「特別感」があります。それもNゲージ鉄道模型という完全嗜好品であるから何とかなるわけで、日用品でオールイングリッシュは私には無理です(爆
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「CORRUGATED PASSENGERCAR SET」とはある意味ザックリしたパッケージネームですが、要はスムースサイド客車セットの例と同じで、セット内容の車種を揃えロードネーム毎の色替えでバリエーションを展開したものです。但しそのセット内容も細かくA~Eで車種の布陣を違えていて、更には-1、-2のサフィックスも設けられています(恐らくロードナンバー違い?)。以下、一部和訳で転記します。

106-1501 カナディアン・パシフィック鉄道 Aセット
106-1601 カナディアン・パシフィック鉄道 B-1セット
106-1602 カナディアン・パシフィック鉄道 B-2セット
106-1502 アッチソン・トピカ&サンタフェ鉄道 Aセット  ※今回入手品
106-1603 アッチソン・トピカ&サンタフェ鉄道 B-1セット
106-1604 アッチソン・トピカ&サンタフェ鉄道 B-2セット ※今回入手品
106-1503 シカゴ・バーリントン&クインシー鉄道 Aセット
106-1605 シカゴ・バーリントン&クインシー鉄道 B-1セット
106-1606 シカゴ・バーリントン&クインシー鉄道 B-2セット
106-1504 ペンシルバニア鉄道 Aセット
106-1701 ペンシルバニア鉄道 C-1セット
106-1702 ペンシルバニア鉄道 C-2セット
106-1505 サザン鉄道 Aセット
106-1703 サザン鉄道 C-1セット
106-1704 サザン鉄道 C-2セット
106-1801 ウォーバッシュ鉄道 D-1セット
106-1901 Slumbercoaches(寝台車)E-1セット (ノーザン・パシフィック鉄道(×2)、ミズーリ・パシフィック鉄道、ボルチモア&オハイオ鉄道)

以下、セット分類毎の車種内容です。
Aセット:
Railway Post Office(=RPO:郵便車)、Diner(食堂車)、Slumbercoache(寝台車)、Observation(眺望車)

Bセット:
Baggage(荷物車)、Coach(座席車)、Dome(ドーム座席車)、Sleeper(寝台車)

Cセット:
Baggage(荷物車)、Coach(座席車)、Coach(座席車)、Sleeper(寝台車)

Dセット:
Slumbercoaches(寝台車) ※同一車種4両セット
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各車を見てみます。先ずはAセットから。Railway Post Office(RPO)で郵便車です。見ての通り、屋上のベンチレータがユーザー付けです。これは他の車両でもそうで、アンテナ類や妻面のハンドブレーキ?、更にはRPOの郵袋授受器と思しきパーツもです。
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Diner(食堂車)です。
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このDiner、食堂部のレイアウトが風変りでこんなんです。2区画ずつ互い違いとしたテーブル、その対面にあるのはサービス用の区画でしょうか。何にせよ贅沢そうなニオイはプンプンします(何
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Slumbercoache(寝台車)です。Sleeperと何が違うのかと思うのは日本的感覚なのかもで、要は向こうでは寝台車の造りで呼称を変えているのではという事です。千鳥配置の側窓がファニーですが、以前に入線したペン・センの寝台車を何となく想起させます。しかしこちらは・・・
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両側面とも千鳥配置!
中はどうなっているのでしょう?
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なるほど、線路方向で重層にしているのですね。国内型ではこのレイアウトに相当する車両は存在しないはずです。枕木方向でしたら「ソロ、デュエット」の例がありますが・・・。
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Observationこと密閉式の眺望車です。この流線型、往年のトップモードでしょうか。眺望室は1人掛けソファが窓辺に沿って向かい合うサロン室、連結妻寄りはテーブルを備えた4人掛けシートで、ダイニングというか喫茶室的なものでしょうか。
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そして・・・光ります!
両側に飛び出した赤灯は尾灯、窓下はテールサイン、窓上部の縦置きは下の赤灯が確か後部警告灯で、上が推進時の前照灯?でしょうか。因みにこれらの灯具は、前進後進関係無く点きます(爆 以上がAセットの4両ですが、内、RPOとObservationはシルバー・ストリーク・ゼファーセットのものと同じ型だったりもします。
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続いてB(B-2)セット・・・Baggage(荷物車)です。
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Coach(座席車)です。BaggageとこのCoachの2両も、先に触れたシルバー・ストリーク・ゼファーセットに込まれているのと同じ型です。
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Domeです。如何にもアメリカ型の客車列車を象徴するような1両です。国内には無いコルゲートボディの客車列車にド派手な牽引機というのが私的に魅かれるポイントの一つで、よく「無塗装車両は面白みに欠ける」とも申しますが、それもその車両のキャラクターで変わってくるのではないでしょうか。
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ドーム部を含めてオール座席車ですが、ドーム下部の区分は業務用室か、はたまたクルー(乗務員)の寝台設備(これも俗に「Dorm」と称します。「ドミトリー」(Dormitory)の略称)でしょうか。
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Sleeper(寝台車)です。10室の中央通路式ルーメットと、6室のベッドルームを備えています。もうこの手の合造寝台車には慣れてきました(何
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以上が8両の布陣です。それではユーザー付けパーツを見てみます。まずはRPOの郵袋授受器と思しきパーツですが、その取付箇所は当然ながら開孔されています。
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授受器は両側面で線対称とする向きを違えたもの(パーツ1番、パーツ2番)、それと授受器でない単なる横棒とするもの(パーツ3番)と選択式になっています。
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私は深く考えず「パーツ1番」を装着しました(何
因みに国内でも明治期から昭和6年頃まで、長距離急行列車の郵便車で通過駅における走行授受を行っていたとの事ですが、地上側要員の生命に危険を伴うのと、郵便車内での作業が手間になる等の理由で廃止されています。
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Dinerです。円形のベンチレータは大2種あり、どちらも充てるのはDinerのみ、Baggage、RPO、Coach、Observationには大きいほうのみ充てます。画像に3基見えるアンテナ?パーツですが、これの取付にはコツがいります。

最近流通しているアメリカ型9ミリの客車モデルにおいて別付パーツというのは聞かない気がしますが、以前は本モデルのようにベンチレータレベルでユーザー任せだったのですね。それが「こんなものは完成品とはいえない」という訴訟社会ならではのクレームで方針転換したとか?
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Observationのラインアンテナも見ての通り。そういえば国内型でも御料新一号編成の供奉車のラインアンテナもユーザー付けでしたっけ。まあ何というか、どこまで迎合するかですよね、メーカーもユーザーも。KATOはそういう意味ではほどほどにバランスを取っていると思います。Tomixは・・・まあユーザーが幸せなら良いんじゃないでしょうか(何
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パーツ自体が軟プラなので、根元までキッチリ差し込んでもこんなものです。それよりも気を遣うのはパーツ自体はもとより車体側への破損等ですね。難しいなと感じたら熟考して再試行、焦りは禁物です。
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テールサインは行燈が選択式で、四角形の無表示は別として「THE Chief」と「Santa Fe」の2種です。AT&SFの看板列車である「Super Chief」はKATOでも特定列車シリーズで製品化されていますが、本セットは名も知れぬ?ユーザー任せのなんちゃってセットなので、ここは大人しく潰しが利きそうな「Santa Fe」を選択しました。フツーに交換も出来ますので・・・。
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そして点灯・・・おお!
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これは・・・良いものだ。
編成がこれ以上長くなるかどうかは何とも言えませんし、実車への忠実さが国内型と比してルーズなので、このままでも良いような気もします(爆 しかし、牽引機の仕様だけはやはりアレしかないでしょう、AT&SFの象徴「ウォーボンネット」! 入線の機会が待ち遠しいです。

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by odoriba96 | 2018-03-19 18:55 | 9ミリ(外国型) | Comments(0)
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